<健康経営のススメ>座りっぱなしは寿命が縮む!?実践!「座り方改革」
▼日本人のデスクワーク時間は世界一!!
世界20カ国の成人を対象に行った調査では、日本人が1日420分で、20カ国中で最も長いことがわかりました。ちなみにアメリカ、中国、オーストラリアは1日240分です。
長く座ったままだと、肩こりや腰痛を引き起こすだけではなく、体の中で一番大きな筋肉の太ももや、血液を心臓に戻す重要な役割を担うふくらはぎをほとんど動かすことがありません。具体的なリスクとしては肥満や糖尿病、高血圧、ある種のがん、死亡のリスクが高まるといわれているほか、メンタルヘルスや認知機能の低下も指摘されています。
▼正しい座り方とは?
適正とされるサイズに調節するにはまず、正しく座る必要があります。どんなイスでも、背もたれに腰部が自然に当たるように深く座ることが、フィッティングの基本です。
背もたれに腰部が自然に当たるように座り、まず『座面高』と『座奥行』のフィッティングをしていきます。
~座面高のフィッティング~
最も体圧を適正に分散できるのは、膝、足首(靴のかかと)がそれぞれ90度に曲がり、太ももを座面に平行にできている状態です。
ポイント⇒「靴を履いた時の膝から地面までの高さ」が目安です。
~座面奥行きのフィッティング~
大柄な方が座奥行きを短いまま使用すると、体圧分散できる面が小さくなり、部分的な負荷につながります。一方、小柄な方にとって座面奥行きが長すぎると、背に深くもたれることができず、サポート力が不足してしまいます。
ポイント⇒座面奥行きの目安は、「膝の裏と座面の間にこぶしが入るくらいの隙間を作れる位置」です。
~ロッキングの反力調節~
背もたれを押し、ロッキングする力は体格によって大きく異なります。そのため、多くのイスには、ロッキングの反力となっているバネの力を調節するためのグリップが付いています。どこにも力が入らず、自然にロッキングを繰り返すことができ、止めたい角度でバランスを取れる状態が理想です。
ポイント⇒この調整の目安は、「背を傾けた際、好みの角度で自然にバランスをとれる強さ」です。
S字形状にも個人差があるの?
一見、同じ体格の人でも「姿勢差」によって、図のようにS字形状には個人差が生じます。一方で骨盤の大きさは体格差による個人差がそれほど大きくないため、背もたれに腰部が自然に当たるように深く座り、背もたれや座面の形状で骨盤をサポートすることにより、「骨盤を起こした姿勢」を保つことができます。
ちなみに、背中のサポート面を広げるためには、S字形状の個人差にも対応できる「ランバーサポート機能(腰部をサポートするパーツ)」が有効です。
このように、座り方や椅子の機能により体にかかる負担が少なくなり、健康への悪影響を抑制することすら可能となります。皆さまにもぜひお試ししてみていだきたいのですが、オフィスの椅子は意外と高額なものです。コクヨ北海道販売では、座り比べが出来るよう、ほとんどの椅子を用意しております。自分に最高にマッチした椅子探しの第一歩としてお役立てください。
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